副鼻腔癌の初期症状を見逃すな!蓄膿症との違いと受診目安【2026最新】
かつての副鼻腔悪性腫瘍の治療は、顔面を大きく切開して上顎骨を切除する大手術が中心であり、術後の顔貌の変化や発声・摂食機能の障害が大きな課題となっていました。しかし、頭頸部癌の治療体系は目覚ましい進化を遂げています。
現在は、病変の局在に応じて内視鏡を鼻から挿入して腫瘍を摘出する「内視鏡下頭蓋底手術」の適応が拡大し、外表に傷を残さず低侵襲に病変を切除する手法が定着してきました。さらに、進行癌に対する治療の柱として、病巣へ集中的に高線量を照射しながら正常組織(脳や視神経)へのダメージを最小限に抑える陽子線治療や重粒子線(炭素イオン線)治療の活用が進んでいます。従来の切除術では眼球の摘出が避けられなかった症例でも、粒子線治療と動注化学療法を組み合わせることで、視力と顔貌を温存したまま根治を目指す選択肢が広がっています。