抗血小板薬とは?抗凝固薬との違いや副作用を専門記者が徹底解説
Q1:血液検査で血小板の数が正常なのに、なぜ抗血小板薬を飲む必要があるのですか?
A1:抗血小板薬は血小板の「数」を減らす薬ではなく、血小板が持つ「集まって固まる能力(機能)」を抑える薬だからです。動脈硬化のある血管内では、血小板の数が正常範囲であっても過剰に凝集して血栓を作ってしまうため、薬の力で働きを意図的に鈍らせて血栓を防いでいます。
Q2:歯医者で抜歯をすることになりました。事前に内科の薬を止めるべきですか?
A2:絶対に自己判断で服薬を中止しないでください。現在の日本循環器学会等の指針では、抜歯時の休薬によって心筋梗塞や脳梗塞を再発するリスクのほうが深刻であると位置づけられており、薬を継続したまま抜歯を行うのが一般的です。必ず歯科医に「お薬手帳」を提示し、処方医と歯科医の間で休薬の要否を連携判断してもらいましょう。
Q3:頭痛薬や風邪薬をドラッグストアで買って併用しても大丈夫ですか?
A3:市販薬の成分に十分な注意が必要です。市販の解熱鎮痛薬に多く含まれるロキソプロフェンやイブプロフェン(NSAIDs)は、抗血小板薬と重なると胃潰瘍や重篤な出血を引き起こすリスクを高めます。頭痛や発熱で市販薬を購入する際は、必ず薬剤師に抗血小板薬を服用中であることを伝え、相互作用の少ないアセトアミノフェン製剤などを選んでもらってください。