愛子さまに苗字がない理由とは?敬宮の称号や職場での呼び名を徹底解説

愛子さまに苗字がない理由とは?敬宮の称号や職場での呼び名を徹底解説の背景について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

なぜ天皇家・皇族には苗字がないのでしょうか。その答えは、日本の古代国家形成期まで遡る歴史的な社会構造にあります。

日本の苗字(氏・姓)は、もともと朝廷や天皇から臣下に対して「所属する一族」や「朝廷での職掌・身分」を示すために与えられたものでした。古代の有力豪族に与えられた「源」「平」「藤原」「橘」といった氏(ウジ)や、身分秩序を示す姓(カバネ)がその代表例です。

つまり、天皇は「氏姓を与える側(授権者)」であり、支配下にある臣下ではなかったため、自ら名乗る氏姓を必要としませんでした。この古代からの法概念が連綿と受け継がれ、明治以降の近代国家制度、そして現代の日本国憲法下においても、皇族が名字を持たない伝統として続いています。

また、一般国民は「戸籍法」に基づく戸籍に登録され、必ず姓と名を持ちますが、皇族方は戸籍に編入されていません。皇族の身分関係は、皇室典範に基づいて宮内庁が厳重に管理する「皇統譜(こうとうふ)」という特別な帳簿にのみ記録されています。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。