名鉄6500系の現在と引退の真相|鉄仮面・金魚鉢の置き換えと運用動向
名鉄6500系を語る上で欠かせないのが、製造次次による劇的なエクステリアの変化です。名鉄の車両史において、これほど同一系列内で顔つきが大きく変わった形式は類を見ません。
1984年から1987年にかけて製造された1次車〜5次車(6501F〜6517F)は、貫通扉を備えた前面にステンレスの帯を配した精悍な造形から「鉄仮面」と呼ばれました。初期の1〜2次車は側窓が開閉可能な2段連続窓でしたが、3次車以降はスッキリとした1段下降窓へとマイナーチェンジされています。
一方、1989年から1992年に増備された6次車〜8次車(6518F〜6524F)は、前面がパノラミックな曲面大型ガラスで覆われ、丸みを帯びたラウンド形状から「金魚鉢」の通称で親しまれるようになりました。視界の広さとモダンなデザインは、同世代の6800系(2両編成)や3500系への橋渡し役となった歴史的マイルストーンです。