なぜ「寄付しない芸能人」は叩かれる?公表控える舞台裏と支援の真相
巨大な地震や台風が日本を襲うたび、SNS上では「寄付リスト」なるものが有志によって作成されることがある。誰がいくら差し出したか、誰がSNSで言及したか。記憶に新しい能登半島地震をはじめ、近年の被災地支援を巡る言説空間では、著名人の「迅速な行動」ばかりが評価される傾向が強まった。
この空気感は、日本の芸能界に独特な圧迫感をもたらしている。投稿が遅れれば「薄情」、公表しなければ「寄付していない」と見なされる極端な二元論だ。人々は災害の恐怖や無力感を解消するかのように、著名人に明確な行動と象徴的な金額を求める。しかし、この踏み絵のような監視の目は、本来自由であるはずの善意を硬直させている側面を否定できない。