警察官の給料は本当に高いのか?階級別年収と手取りの現実【2026最新】
警察官の採用枠は主に「大卒(Ⅰ類/A区分)」と「高卒・短大卒(Ⅲ類/B区分)」に分かれており、スタートラインの初任給から明確な区分が設けられています。
大卒警察官の初任給は、地域手当の手厚い警視庁(東京都)で月額約26万円〜27万円(各種手当含む)、地方警察本部で月額約22万円〜24万円程度です。一方、高卒警察官の場合は警視庁で約21万〜22万円、地方で約18万〜19万円からのスタートとなります。初任給の時点で月額3万〜4万円程度の差が存在します。
年代ごとの推移を見ると、20代では「高卒叩き上げ」と「大卒新任」の差はそれほど開きません。高卒者は大卒者よりも4年早く現場に出て当直・残業手当を稼ぐため、22歳時点では高卒警察官の方が手取り年収で上回る逆転現象も日常茶飯事です。
しかし、30代・40代を迎えると様相は一変します。大卒者は昇任試験の受験資格を早期に得られるため、30代前半で警部補、40代前半で警部へとトントン拍子で昇進するケースが多くなります。その結果、40代で年収850万円を超える大卒幹部と、巡査長のまま現場に留まり年収600万円台にとどまる高卒ベテランとの間で、200万円以上の年収格差が生じることになります。
また、女性警察官の給与・待遇面については、完全な男女同一賃金体系が確立されています。近年は女性専用の仮眠室整備や産休・育休からの復職支援が進み、鑑識・白バイ・刑事課など第一線で活躍する女性幹部も増加しており、性別による給与格差は一切ありません。