昭和歌謡の名曲『知りすぎたのね』歌詞の真実となかにし礼の誕生秘話
レコードの公式な発売年は1967年から1968年にかけてであり、日本の音楽界で巻き起こった「競作ブーム」を象徴する作品となりました。
まず、名門ラテン・グループであるロス・インディオスがレコードデビューを飾るシングルとしてリリース。棚橋静雄の甘くソフトなボーカルと洗練されたラテンのリズムは、都会的な夜のムード歌謡として高い評価を受けました。
ほぼ同時期に、実力派歌手の佐川満男(佐川ミツオ)が情感豊かに歌い上げたバージョンをリリース。佐川のハスキーで切迫感のあるボーカルがお茶の間の心を掴み、オリコンチャートの上位へ駆け上がるとともに、同年のNHK紅白歌合戦でも歌唱される歴史的大ヒットを記録しました。この2つの名演が存在したことこそ、楽曲が広く大衆に浸透した決定的な理由です。