平成から令和へ、時代の顔であり続ける「ウッチャン ナンチャン」の現在地――40年の軌跡とコンビ像の再定義
2000年代以降、二人はそれぞれの得意分野を活かした単独活動へとスムーズに舵を切った。内村はコントや映画制作への情熱を軸に、NHK『LIFE!』や日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』で見せる温厚かつ包容力あふれるスタンスで不動のポジションを確立。一方の南原は、日本テレビ系『ヒルナンデス!』の帯MCとしてお茶の間の昼の顔となりつつ、伝統芸能である狂言やスポーツキャスターとしての知見を深めてきた。
かつてお笑いコンビといえば「常にセットで行動する」のが常識だった時代に、二人が提示した「ピンでの完全自立」というモデルケース。それは互いの才能を認め合っているからこそ成立する高度な信頼関係の産物だ。ピンでの実績が積み上がるほど、コンビとしてのブランド価値もまた高まっていくという相乗効果を生み出した。